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ランドナー(自転車)のオリジナルバーツ製作

投稿日: 2013年07月25日

毎度お世話になっております。
WEB担当の林政樹です。
今回、自転車のオリジナルパーツの製作とともに、既存フレームのを調整したいとのご依頼をいただきました。
ランドナー(randonneur)という、フランス発祥のツーリング用自転車のパーツとのことでした。
そのような自転車があることを知らなかったため、とても勉強になりましたが。
〈画像はウィキペディア様より借用のため、イメージです。〉
ランドナー
さて、ご依頼品は・・・


■その1
 新しいブレーキを取り付けるため、フロントの荷台の長さを調整
■その2
 リアランプをつけたいので、取付金具を新規製作(画像はお客様のモックアップ)
ランプカバー
■その3
 別の自転車の変速機を変えたいので、そのスペーサーを新規製作(画像右が寸法不足のスペーサー)
アルミスペーサー
 既存のスペーサーではカバーできない隙間をなんとかしたいとのこと。
でした。
これを弊社で検討・製作しました。
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その1は、計算して、切断して、溶接して、メッキして...。
こんなになりました。
溶接調整 自転車荷台
伝わりにくいですが、4か所の拘束場所があります。
寸法出しも気を使いましたが、それ以上に切断するときは覚悟が必要ですね。
その2は、3Dでデザイン&モデリングをして・・・
こんなになりました。
アルミ 3D切削 デザイン品
材質は強度も考慮して超々ジュラルミン(A7075)の削り出しを選択。
アルミですが、メッキの協力会社様のおかげでクロムメッキを施すことができました。
固定ネジはもちろんステンレスです。
デザインまでこちらで行う案件は、お客様に喜んでいただけるかが、とても楽しみであるとともに緊張するところでありますね。
その3は、部品をしっかりと計測して、モデリングして・・・
こんなになりました。
スペーサー
部品の関係より、3つのM4セットボルトでしか固定できなく、また部品自体が収縮する必要がありました。
最終的にスッとガタがなく入ったときは、とても嬉しかったです。
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実はこのあと、フロントの荷台が寸法の不具合で戻ってきました。
現物調整は難しいですね。
でも、しっかりと対応させていただきましたよ。
久しぶりにとても楽しいお仕事。
これらの部品が、ツーリングのお供になると考えると、とても嬉しいです。
今後とも、有限会社林鐵工所をよろしくお願いいたします。
どうもありがとうございました。