本日のお仕事(珍)
投稿日: 2011年08月09日
毎度お世話になっております。
WEB担当の林政樹です。
本日はいつもの加工のお仕事とともに、珍しい仕事が…。
実は私の前職は、某蛇口メーカーで10年近く鋳造をやっておりました。
意外と知らない方が多いのですが、蛇口と呼ばれる水栓器具は、銅の合金でできているのです。
構造は基本的には単純で、ゴムやなどのコマで穴を開閉して、水を出したり止めたりします。
そう考えると、壊れても直せそうですよね。
そういった理由から、自分の家や友人の家の水栓器具は、何度か修理や交換をやりました。
そして今日はトイレの水漏れ修理。
近所の業者へ連絡をしたら、メーカーに聞かないとわからないと言われたらしく、
一応書いておきますが、水栓器具の修理や交換は、あくまでも家や友人に限ってやらせていただいています。
修理を承っているわけではございませんので…。
さて、今回の修理品。
おぉ…一体型。。
でも、ハイタンクタイプなので、何とかなるだろうと解体しました。
ハイタンクというのは、便座の後ろに水が溜まる水槽があるタイプのことです。
水を出すときには、タンクしたの弁を一気に開くことで、水を勢いよく流します。
水槽なので、基本的には水が外へ零れ落ちつことはありません。
が、ゴム製品や水栓器具の経年劣化により、そうなることもあります。
そしてその水を溜める水栓器具が、ボールタップと呼ばれるものです。
浮きがついており、それが水位上昇で上がると水が止まる構造になっています。
(代表的なボールタップ)
さて、今回の水漏れもそのどちらかだと思いながら開いてゆくと…
あまりに綺麗ではない画像なので、掲載は自粛しますが。
ボールタップから、オーバーフロー管へつながっているはずのゴムパイプが真っ二つに折れてました。
これにより変な方向へ水が飛んで、水槽の小さな隙間から水が滴り落ちていたようです。
しかしこのゴムパイプ…
触った瞬間に手が真っ黒になって、ボロボロを崩れ落ちました。
よくこんな材質のものを使っていたな…と。
工場からしっかりとしたパイプを持ってゆき、交換しました。
確認をして、水漏れなし。
無事に完了しました。
水栓器具の交換や修理は、意外と費用がかかるものです。
最近はホームセンタに部品が置いてありますので、一度ご自分でトライしてみるのもいいかもしれませんね。
以上、仕事とはあまり関係の無い話で失礼しました。
今後とも有限会社林鐵工所をどうぞよろしくお願いいたします。